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2025.7.4

低熱膨張性・剛性、高い成型性を有する「ヒノグラナイト」を開発形状自由度を活かした構造設計で、半導体製造装置等の構造部材の軽量化・高剛性化に寄与
電子デバイス産業新聞に掲載されました

ヒノデホールディングス株式会社は、天然グラナイト(花崗岩)に代わる次世代材料として高い成形性を有する「ヒノグラナイト」を開発、産業タイムズ社が発行する専門誌「電子デバイス産業新聞(2025年6月26日号)」に掲載されました。

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「ヒノグラナイト」について

本材料の開発は、当社が長年取り組んできたポリマーコンクリートの材料開発技術・製造技術を応用・発展させることで実現しました。ポリマーコンクリートの骨材の選定・配合ノウハウによる機能性の付与、キャスティング技術による成形性の付与の技術を融合させることで、従来の天然グラナイトでは対応が難しかった高い成形性を活かした設計要求に応える新材料の開発に成功しました。

このヒノグラナイトは、天然グラナイトと同等の低熱膨張性や剛性といった材質特性を有しながら、高い成型性(形状自由度)を備えております。これにより、従来の天然グラナイトでは困難だった構造最適化設計やトポロジー設計を可能にし、これまでにない形状自由度を活かした構造設計を実現できます。

特に、半導体製造装置などの構造部材において、軽量化・高剛性化といった高度な性能要求に応える新たな材料の選択肢になり得るものです。

「ヒノグラナイト」の材質特性(代表値)

比剛性
(静弾性係数/密度)
線膨張係数
ppm/℃(20±10℃)
静弾性係数
Gpa
密度
g/㎝3
ヒノグラナイトTM TypeA 30.8 7.3 97 3.2
ヒノグラナイトTM TypeB 24.3 8.5 75 3.1
天然グラナイトG34 35.3 7.9 101 2.9
天然グラナイトG149 29.0 8.8 82 2.8

高い成型性を活かした構造設計による高剛性/軽量化アプローチ

[本件に関するお問い合わせ]

日之出水道機器株式会社

産業機械マーケティンググループ

TEL:092-476-0565

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