ヒノデホールディングスは鋳鉄製マンホール蓋の国内トップメーカーであり、創業100年の歴史を持つ日之出水道機器を中核企業に据える持株会社です。グループ傘下にはアルミ鋳造メーカーやステンレス鋳鋼メーカー、精密加工メーカーなどの鋳造・加工メーカーを始め、国内外物流、ISO/IEC認証試験機関などを含む十数社の個性的な企業を有しています。
近年ではその役割を戦略的事業会社に変化させ、長期的視点とグループシナジーの最大化を目指し、個々のグループ企業のキャッシュフローの範囲内ではまかないきれない長期にわたる研究開発投資や大型の生産設備投資、M&Aを推進。さらには、専門人材の獲得、シェアードサービス、ブランド戦略、新しいビジネスモデル構築など様々な分野でグループ成長戦略を推進しています。
さらに現在ではグループ内の鋳造・加工メーカーそれぞれが保有する顧客資産や技術資産、国内外のサプライチェーンを統合するとともに、基幹工場を最先端IT技術のインダストリー4.0対応にリモデリングするなど異次元レベルでの多品種少量、超高速効率生産システムへの転換をはかっています。
また、ミクロレベルだった材料組織の検証をナノメゾレベルでの微細な可視化に成功させたことで、より高度な合金設計が可能となっています。
これからの脱炭素社会やSDGsのような新しい価値変革を伴う時代には、生き残りをかけた新たなグローバル競争が起こり、そこでは必ず新しい創造的な技術が求められていきます。私たちヒノデは、工作機械、産業用ロボット、半導体製造装置といった産業機械分野や自動車分野などのグローバル企業から頼られる存在として、新しい価値創出の提供が可能となる鋳物の総合的なプラットフォーム作りを目指します。